7/2(土) 11:30〜ランチ予約
「7月のワルツ」〜食とお花と古道具〜
ties主宰 遠藤千恵による夏を楽しむハーブとスパイスのお料理をコース仕立てでご用意致します。
【メニュー】
〈1皿目〉
西瓜、プラム、梅の冷たいスープ
〈2皿目〉
発酵レモンとチキンのタジン
焼き茄子のタブレ
夏の葉野菜
◆発酵レモンとチキンのタジン
かつてモロッコの裕福な家庭では、
その家の味を守る「Dada」と呼ばれる女性が台所を任されていたそうです。
マラケシュを訪れた際に、
そのDadaから教えてもらった「レモンチキンタジン」は、
骨付き鶏肉と塩水発酵したレモン、グリーンオリーブを数種のスパイス、ハーブと共に円錐形が特徴のタジン鍋で煮込んだモロッコの定番家庭料理。
(鍋もタジン、それを使って作る料理もタジンと呼びます。)
スパイスといっても辛味はなくて、ジンジャーやターメリックの土っぽさと発酵レモンの爽やかな香りが鶏肉の旨味と絶妙にマッチした、
日本でいうところの鶏の蒸し煮です。
水は加えずに素材の水分を上手に活用して作るレシピは、シンプルなれどとても味わい深くて驚くほど優しいお味、
そして、水が貴重だったモロッコの気候風土や暮らしを垣間見ることができます。
◆焼き茄子のタブレ
モロッコの食卓に欠かせない食材のひとつが、世界一小さなパスタと呼ばれるクスクス。
パスタというとイタリア生まれのようですが、発祥地は北アフリカ。そこから中東、ヨーロッパへと広がっていったそう。
このクスクスと細かく切った野菜を和えたサラダは「タブレ」と呼ばれ、もともとはイスラエルやレバノン・シリアなどで親しまれていたもの。
それがフランスへ広まり、今ではパリのスーパーのお惣菜売場に行けば必ず見かける国民的惣菜に。
フワッとしたクスクスに、レモン果汁とオリーブオイル、パセリ、トマト、赤玉ねぎなどを合わせるのが定番ですが、
今回はじっくりと焼いた茄子を合わせます。
焼き茄子の旨味と香ばしい香りをまとったクスクス、レモンチキンタジンと混ぜながらいただくのもオススメです。
ご案内
お席は90分制となります。
当日はドリンクメニュー、デザートメニューのご用意もございますのであわせてお楽しみください。
お支払いはご予約当日現金でお願い致します。